海上自衛隊佐世保音楽隊 第45回定期演奏会に行ってきました。

   

海上自衛隊佐世保基地には音楽演奏を専門とする部隊、佐世保音楽隊が存在します。九州全域と沖縄を担当地域として、隊員の士気高揚、式典での演奏、国民への広報の為の演奏を任務としています。

私も海自モニターで参加する式典等で何度も演奏を耳にしていますが卓越した技術の素晴らしい演奏力で式典に彩りを添えてくれています。

その佐世保音楽隊の一年のしめくくりとなるのが毎年この時期に行われる定期演奏会です。今年もアルカス佐世保大ホールで多くの聴衆が見守る中、二時間のコンサートが上演されました、

今回は2部構成となっていまして、第1部は去年4月に亡くなられた日本吹奏楽界の巨匠、真島俊夫さんの作品を集め「真島俊夫の世界」を、第2部はアメリカの老練な作曲家の作品と日本の新進気鋭の作曲家の作品を聞き比べる「受け継がれるサウンド」と題した演奏で時間いっぱいたっぷり楽しませてくれました。

素晴らしい演奏の中でも特に印象深かったのは、最初の曲だった真島俊夫作曲の「ナヴァル・ブルー」でした。ナヴァルブルーとはネイビーブルーのフランス語読みでタイトルも海上自衛隊にふさわしい曲です。目の前に広がる紺碧の海を進むような清清しいイメージの曲で、会場の空気は一気に最高潮に高まっていました。

他には、清水大輔作曲のロスト・ムーンも非常に良かった一曲です、アポロ13号をモチーフとした曲で、ケネディの演説から始まり、アメリカの力を結集しているシーンから繋がるロケット打ち上げ、事故の発生から解決、奇跡の生還と、目を閉じるとまるで映画のように情景が浮かぶ素晴らしい曲でした。

最後のアンコールにはもちろん世界三大行進曲の一つ、行進曲「軍艦」いわゆる軍艦マーチでした。本家本元が奏でる軍艦マーチはやはりなにか違う感動がある気がします。

この海上自衛隊佐世保音楽隊は時々一般に開かれた演奏会をやっています(無料ですが申し込みが必要です)ので、機会があれば一度聴きに行かれてはいかがでしょうか。

 

今日もにゅ~ぺとりをご覧頂きありがとうございました。

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