北朝鮮が弾道ミサイル発射、なんでそんなことするの?

      2018/07/06

またも北朝鮮がミサイル実験をやったようですね。

 

『2月12日午前7時55分頃、北朝鮮が北西部の平安北道、亀城から弾道ミサイル1発を発射しました。ミサイルは約500km飛行して日本海に落下。日本の防衛省関係者は射程約1300キロの「ノドン」であるとの見方を示し、高い高度に打ち上げて迎撃を難しくする「ロフテッド軌道」がとられた可能性もあると指摘した。』(ヤフーニュースより引用)

 

この件に関して安倍首相とトランプ大統領は素早く反応し、共にフロリダで記者会見を行って「ミサイル発射を断じて容認できない。」「私とトランプ大統領は日米同盟をさらに緊密化し、強化していくことで完全に一致した」と強調した。

 

実は金正恩が今年初めの新年の演説で「大陸間弾道ミサイルの試験発射の準備作業は最終段階」と発言していましたし、新型ICBM2基を製造したことを米国と韓国の情報当局がつかんでいたそうで、発射実験が迫っているとの観測が出ていましたが、今回の物は大陸間を飛び越える能力を持つICBMでは無かったようです。

米トランプ政権発足後初、しかも日本の安倍首相が訪米しているこのタイミングでミサイル実験する狙いは何でしょうか?単にトランプ大統領の関心を引こうとしているだけなのか?今後の分析が待たれます。

 

北朝鮮では「先軍政治」というイデオロギーがあり、これは「すべてにおいて軍事を優先し、朝鮮人民軍を社会主義建設の主力とみなす政治思想」で国を動かしています。これは北朝鮮の”生き方”と言っても良いでしょう。

北朝鮮は去年(2016年)一年間で核実験を2回、弾道ミサイル実験は23回行っています。

4年前のデータですが、一度のミサイル実験で8億5000万ドルの費用がかかるそうで、食料に換算すると北朝鮮住民2000万人が一年間トウモロコシを食べることが出来る金額になるようです。

 

それだけのお金を使ってただイヤガラセをしているとは考えにくい、ではなぜ国際社会に反対されながらも核実験、ミサイル実験を繰り返すのか?もちろん実験によって核爆発力の効率化、エンジンの信頼性や、精密な狙撃性能の向上を図っているのは当然ですが、実はこれは北朝鮮の重要なビジネスになっているのです。

世界の後進国や、紛争当事国の中に核技術やミサイル技術が欲しい国は実はたくさんあります、そのような国の軍部に対して「私たちはこんな優れた技術を持っていますよ」と誇示するデモンストレーション、いわゆる実演販売を行っていて、北朝鮮の輸出商品になりつつあるのが実情のようです。

北朝鮮の核技術や、弾道ミサイル技術が第三世界に拡散すれば国際社会の不安定化はますます加速します。これ以上実験をさせない為にも国際社会が厳しい経済制裁を課し、できるだけ闘争ではなく対話をもって解決への道筋を示すのが肝要ではないでしょうか?

一般の日本人が出来ることはパチンコ、スロットに行かない事です。

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