プラモデル「佐世保軍港」製作記 その2製作編

      2018/07/06

前回のあらすじ

模型店で発見した軍港のプラモに魅入られた私は、町中やネットを駆け巡り資料を集め、ついに製作の準備が整ったのであった。

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まずは海面の表現の為に透明プラ板を説明書にトレースして切り取ります。切り出しは成功しましたが、厚みがありすぎて使い物になりませんでした。もったいないので後で海面部分のマスキングに利用します。

 

下地色塗りからスタート、地面の色は土の茶色というより錆びをイメージしてちょっと赤みを帯びた感じに、海は最終的にクリアーグリーン系が主になるので、海面の反射と、波のキラキラした感じを出す為まずはシルバーを下塗り、建物はレンガ色なのですが、発色が良くなるようにまずは白で下塗りを済ませます。

第5船渠の底を作る為まずは下部分を切り抜き、プラ板で底とドックの門を作ります。

一緒に駆逐艦白露型の喫水線下の赤い部分も切り出して鉛筆削りの要領で先っちょを尖らせます。

建物を赤錆レンガ色に塗り、所々を黄色のマスキングテープを細切りにして貼り付けます。

海をクリアーブルーで塗ります、まだまだ全然トロピカルですね。佐世保の海は緑色ですからここからクリアーイエローやクリアーグリーンを足していかなければなりません。建物もやや少なかったのでプラ板を重ね合わせて長方形の長屋をいくつか作って増設します。屋根部分も瓦やスレートのような灰色メインで塗った後、マスキングテープを剥がして屋根の補修跡を表現します。

ここらで(飽きてきたので)艦艇の製作に入ります、バラバラになっているのは爪楊枝ほどの大きさの重巡洋艦「高雄」です。後部マストやクレーン(左上の十字とナナメの棒)はキットでは省略されていたので、コレもランナー(パーツのワク)を伸ばして新しく作ります。上の調色皿に乗っているのは妙高型、最上型、ちっちゃくってカワイイです。

第5船渠の底は油などで汚れています。海面の色も手を加えますが、まだまだ青いですね。

航空写真と見比べながらガントリークレーンと煙突を新しく作ります。ガントリークレーンは手ごろな物が無かったのでホッチキスの針を並べて。建物の横の煙突、これもランナーを切り出して上の穴をドリルで開けてそれっぽく。

海の色は8回程重ね塗りしてムラを出して佐世保の海を再現しました。陸地や建物は汚し塗装(フィルタリング)でさらに年を経た錆び感を出します。左上の山の部分には100均の小フィギュア用の芝を切って貼り付けています。

クレーンの色の資料が出てこなかったのでやむを得ず現在のSSKのクレーンを参考に塗り分けます。第5船渠も完成です。

クレーンと艦艇を配置して・・・・

佐世保軍港 完成です。

もうちっとだけ続くんじゃ

ここまでご覧頂きありがとうございました。

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